きろく

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SixTONESジュニア最後の公演の記録

 

 

2020年1月7日 夜公演

 

 

 

その公演は2020年1月22日にデビューを迎えたSixTONESにとって、ジャニーズジュニアとして最後の公演だった。

 

 

 

あの日SixTONESは泣いていた。その姿を見つめるファンもみんなみんな泣いていた。

 

 

 

6人がどういう思いを抱いていたのか、なぜ泣いていたのかすべてを知ることはできないけど、走り出したSixTONESを応援する上できっと忘れることのできない原点になったように感じる。

 

 

 

 

 

コンサートの終盤、ジェシーちゃんは言った。

 

 

「皆さんSixTONESは今どんな表情をしてますか?みんないい表情してるでしょ〜!皆さんのおかげです!」

 

 

そんなジェシーちゃんは涙か汗か分からないほどにほっぺたをいっぱい濡らしていた。でもそれを拭うことなく、ずっとまっすぐ遥か彼方を見据えるように遠くを見つめて歌っていた。

 

 

 

 

 

 

 

北斗くんも泣いていた。

 

 

「俺たちと一緒にこのトラックを歩いてくれませんか?新しい道作ってみませんか?」

 

 

と力強く叫びながら泣いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

“ジュニア最後の公演”を終えるのが名残惜しかった。デビューへの期待と不安、ジュニア時代の思い出、嬉しかったことや楽しかったこと、いろんな想いが込み上げてきて、言葉にはできないけれど涙となって溢れた。

 

 

 

 

 

 

そんな中ダブルアンコールで急に大我くんが

 

「ひとつわがまま言ってもいい?」

 

と言った。

 

 

 

 

 

そのわがままは

 

「『俺たちがジャニーズジュニア〜!』って言いたい」

 

というわがままだった。

 

 

 

 

 

大我くんのジュニア最後のわがままだったのかもしれない。ジュニア時代のことを大切に大切に思っているからこその言葉だと思う。

 

「卒業したかったけど大切だった」

 

ジュニア時代のことをそう振り返る大我くんだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

大我くんの最後のわがままを聞いて、樹ちゃんはくるっと客席に背中を向けた。多分、泣いていた。

 

 

 

 

 

“俺たちがジャニーズジュニア”

 

 

 

 

 

涙と笑顔の“ジャニーズジュニア”だった。

 

 

 

 

 

 

6人でそのまま円陣を組んで、泣きあって笑いあっていた。

 

そんなSixTONESを見た客席からはどこからともなくSixTONESコールが始まった。

 

 

SixTONESSixTONESSixTONES

 

 

6人の空気感、6人を包む会場の空気感、なんだろう、すごくすごく心に残るものだった。

 

 

SixTONESは最強で最高だ、と心の中で思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

わりと長い時間6人で円陣を組んでいたように感じたけど、実はそのときジェシーちゃん

 

「ジャニーさんありがとう」

 

と言っていたそうだ。

 

髙地くんはジャニーさんにも見てもらいたかったなってジャニーさんの名前を叫んでいた。

 

そしてそれを聞いてさらに号泣しちゃった樹ちゃん。

 

 

SixTONESという名前をつけてくれたのも、デビューを決めてくれたのもジャニーさんだもんね。

 

 

 

 

 

 

 

慎太郎は終始笑顔でみんなの背中をポンポンしていたように見えたけど、本当は涙が出るのをなんとかこらえていたらしい。

 

それはジャニーさんに「ステージ上では泣いちゃダメだよ」って言われていたから。

 

 

 

「みんなが泣いてるとき、笑っているヤツがいた方が安心するかなって」

 

 

慎太郎らしい。でも後ろを向いてちょっぴり泣いちゃったそうだ。ありがとう、慎太郎。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大我くんは最後のわがままを言ったときもケロッとしていたのに円陣から帰ってきたら泣いていた。

 

 

「俺が言い始めたのに泣いちゃったよ〜」

 

 

って泣きながら笑っていた。きっと横アリ初日の涙とは違う涙だったと思うな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SixTONESSixTONESでよかったと思えた瞬間だった。

 

2019年8月8日、デビューが発表された日、特に泣いたり喜んだりしなかったSixTONESがやっと感情を出してファンにその姿を見せてくれた日になったようにも感じる。

 

デビュー発表からずっと張り詰めていた思いがSixTONESSixTONESのファンだけの空間でやっと溢れ出たという気がする。

 

 

でもそれがずっとずっと見たかったSixTONESの姿だった。

 

 

 

 

 

それは絶対に忘れたくない記憶であり、きっと原点になる。

 

 

 

立ち止まったりぶつかったりしたときにあの日を思い出すための記録。

 

 

 

 

これまでのSixTONESも大好きだけど

きっとこれからのSixTONESも大好きだから

 

 

 

 

SixTONESがたくさんたくさん笑って過ごせる未来が待っていますように、願いを込めて