入所14周年おめでとうございます
大我くんが2006年5月4日に入所してから14年。
入所14周年ということで、大我くんがアイドルとして生きてきた軌跡をジャニーさんのエピソードとともに振り返ってみました。
大我くんを見つけたのはジャニーさん。
当時まだ大我くんは小学生。
ジャニーさんからのお誘いにパパが大我くんに気持ちを尋ねてみたところ、「ぜひ自分の目で見てみたい」と強い意志だったそう。
それから自分の意思で何度も見学に行き、あるとき楽屋前の廊下で遊びで青春アミーゴを踊っていたら偶然ジャニーさんが通りかかり、「出てみる?」と聞かれて大我くんは「はい」と答えた。
いまから14年前、大我くんはステージに上がる決意をした。
このとき既にパパはこれから大我くんに立ちはだかるであろう宿命のことも分かっていた。
“彼には僕という親がいる以上、どんなに自分の手で掴んだ運や実力であっても、七光りなどと言われてしまう環境、宿命にあります”
それでも、パパは大我くんを送り出し、ジャニーさんに厳しいご指導を、とお願いした。
その願いがあってか、ジャニーさんは大我くんには厳しかったように思う。
ジェシーちゃんが歌詞を間違えたら「ライブ感があって最高だよ」と褒めるのに、大我くんが歌詞を間違えたら「最悪だよ」って怒った。
大我くんが髪色をピンクにしていた時期に、それを見たジャニーさんは「役でもないのに髪色に頼るのは実力がないからだよ」と怒ったこともある。
大我くんはそれが悔しくて、家に帰って手洗いうがいもせずまっ先にハサミを持って自分で短髪にした。どんな髪型でもやれる!ってとこを見せてやろうと思ったそう。
きっと相当悔しかったのだと思う。そんなに衝動的になってしまうくらいだから、それは図星だったのかもしれないし、その歯がゆさは自分自身がいちばん感じていたことだったのかもしれない。
でもそんなジャニーさんも大我くんの歌には一目置いてくださっていたように感じる。
大我くんが中学生くらいのときに鼻歌を歌っていたら、ジャニーさんの目にとまってコンサートで歌わせてもらったことがある。
舞台の初日の朝に演歌を歌うことが決まり、休憩時間や昼食時間も必死に練習して間に合わせ、ジャニーさんから褒めてもらったこともある。
また、大我くんをエリザベートのオーディションに推薦したのもジャニーさんで、舞台ごとや演劇ごとになるといつも大我くんを推薦してくださっていた。
そして、ジャニーさんは大我くんに「ミュージカル合ってるよ」とも言ってくださった。
ジャニーさんが大我くんを甘やかさなかったのは、パパも懸念していたように、大我くんが絶対にぶつかるであろう“宿命”のことを分かっていたからではないだろうか。
“何をしても父の名前が先に出てくるのが嫌で、中高生の頃は自分の境遇を恨んでさえいました”
オーディションに受かって出演が決まったエリザベートでも、「2世だから」という声が聞こえた。
大我くんがパパのことを芸能界の先輩として尊敬していることは十分に伝わってくるし、いまでこそ自分からパパの話をしたり、バラエティでネタにしたりするけれど、やはり大我くんにとってその“宿命”はとてつもなく大きな壁だったのだと思う。
大我くんが「すごいな、頑張ってるなって言われたい」と言うのは、やっぱり認められたいという思いが根底にあるからなのかなと思うけど、「それが原動力でもある」といういまの大我くんは強い。体だけでなく心も、強くたくましくなったように感じる。
一度はジャニーズをやめることも考えていた。
でも、「やめます」と言ったことを撤回しにジャニーさんの元に謝りに行った大我くん。
「なかったことにしてください」と言うと「僕なにも聞いてないよ」とジャニーさんは言った。大我くん、ジャニーさんからとってもとっても愛されてる。
SixTONESのデビューを発表する2019年8月8日の少し前、大我くんは髪色を暗くした。その理由はドーム公演への決意表明。きっとジャニーさんも見てくれているだろうから、ということだった。
髪をピンクにしていてジャニーさんに怒られたときはそれが悔しくて短髪にしたけど、今度は大我くんの“決意”。
なんだろう、うまくいえないけど、“決意”の中にはこれまでのジャニーさんへの想いもあったんじゃないかなと思う。
それから、ジャニーさんが大好きだったというニュージーズ。そのことをのちに知った大我くんは
“俺の口から直接、ニュージーズ決まったよって言えなかったけど、ジャニーさんの大好きな舞台で、恩返しできたらいいなっていう気持ちです”
と言っていた。大我くんが舞台に立つことはジャニーさんへの恩返しになる。大我くんはそんな強い気持ちを持っていた。
大我くんが入所して14年。ジャニーさんに見つけてもらって、華やかな世界に飛び込んだ大我くん。ときには厳しくされたり、怒られたり。大我くんもまたそれに反抗したり。でも、常にジャニーさんの大きな愛に包まれていたからこそ、いまの大我くんの中には“恩返し”という思いがあるんだろうなって感じられる。
大我くんがジャニーさんに出会ったこと、SixTONESに出会ったこと、それは奇跡ともいえる軌跡で、大我くんの運命。
大きな宿命を背負って走り続ける大我くんの運命をどこまでも見守り続けたい。
京本大我くん
入所14周年おめでとうございます。